パリ土産と

先月行ったパリでは時差ぼけで、毎朝5時とかに目覚めてしまい、
ホテルの部屋で悶々としているのももったいない気がしたので、
とにかく外を歩き回った。
2日目の朝、日が昇って、店が開くころ、飯を食って、パリの北の方にある骨董街へ。
上野のアメ横と骨董どおりと代々木公園のフリーマーケットが隣接しているような感じの場所。

骨董店の集まったショッピングモールのような建物。
2階には、古着、古オーディオ、古船具、古書等の店。
その古書店の一つ。店頭のワゴンには、植物や昆虫の博物学の図鑑、美しい手書きの図版など、それぞれ結構な値段。
そこに、元は1冊の本であったろう紙の束が無造作においてある。

見ると、それはそれは奇怪な生き物たちが、様々な姿で、1ページに1対ずつ描かれている。
象のような鼻をして手押し車と一体化した2足歩行の生き物、頭に花のようなものが咲いていて
ハエが無数にたかる男、鼻がラッパになっていて、演奏しながらあるいている動物、口からワンサイズ小さい顔がのぞいている足のある魚など
ブリューゲルやボッシュの絵画を思わせる怪物たちのオンパレード。
イラストのほかはページ番号だけで、名前も解説も書いてない。
これは、即購入、と思って値段を探すと、
それぞれの紙に鉛筆で直接「5 euro」と書いてある・・・
1枚700円?紙の束は全部で70枚近くある。すべて結構黄ばんでいて破れもある。
束をつかんでお店のお姉さんにいくら?と聞くと
1枚1枚、紙を数え、その枚数に「×5」、そして最後に「÷2」
としてくれたが、それでも250ユーロ近い値段。3.5万円くらい・・・
ちと厳しい。。ちょっと計算合わないけど。。

ここは男らしく、すぱっと潔く、全部買い占めるのはあきらめ
ワゴンに紙の束をもどし、そこから、ベストな一枚を、未練たっぷりに入念に探す。
が、どれも秀逸なクリーチャーたちで、迷いに迷った。
最終的に購入したのがこの一枚。

091225_1035.JPG

ちなみに裏はサックスらしきものを吹いている生き物が描かれています。
だれかこの作品について知っている方がいたら教えてください。


さてさて今年のライブ納めはサーディンヘッド
前回の東京ローカルホンクとの合同ライブは非常に楽しかったですが、
その余韻さめやらぬ
12月30日 渋谷クロコダイルにて
年末恒例ワンマンライブです。
今回で6回目だそうですね。
今年も濃厚なワンマンをお届けします!

09.12.30(wed) 渋谷クロコダイル 
Sardine head年末ワンマンライブVol.6
<OPEN>18:00 <START>20:00
<CHARGE>\2,300