◆ 山篭り

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長い仕事と、大きな仕事が終わり、一休み。
山口県にある田舎へ帰った。

過疎化が進む村の山の上のほうにある家で、今は誰も住んでいません。
周りには猿とか狸とかしかいません。

ここは幼い頃から毎年1回は訪れていた場所。
訪れるのは夏休みだったので
祖父が生きていた頃は、田畑があり、作物が豊かに実り、
清水も流れ、生き物にあふれた、とても豊かな場所でありました。
「豊かさ」と言うものに対する漠然としたイメージの形成に大きな影響を受けたと思います。

夏休みに田舎に帰ると、おじいちゃんとおばあちゃんがいて
畑で取れた野菜を食べさせてくれて、野山を駆け回って遊ぶ、
というのはきっと僕らの世代くらいで、わりと誰にもあった原体験だったのだと思います。

そういう(体験)も、今ではテレビとかゲームとかのメディアで「懐かしい昭和」とかいって
(消費)されるものになってしまったのかなあ、と思ったり。

僕はこの場所をなるべく引き継いで残して行きたいと考えています。
が、どうしたら、この場所に昔のような生命力をも残すことができるのか、
考え中です。

このことをブログに書こうと思って、
車でそれぞれ1時間くらいはなれた、岩国・徳山・柳井と
比較的大きな街へネットカフェのようなものを探しに行ったのですが、
どこにもありませんでした。。。日本もまだまだ広いです。
で、東京に戻ってかいてます。